• 2025.08.19

大手キャリアからの乗り換えは簡単! 格安SIMへの乗り換え手順と失敗しないためのポイント

大手キャリアからの乗り換えは簡単! 格安SIMへの乗り換え手順と失敗しないためのポイント

大手キャリアのスマホ料金が高くて悩んでいませんか?

「格安SIMへの乗り換えは難しそう…」

「手続きが面倒そう…」

そのように感じている方も多いかもしれません。

しかし、ポイントさえ押さえれば誰でも簡単に乗り換えできます。

この記事では、大手キャリアから格安SIMへスムーズに乗り換えるための手順を必要な準備から開通後の設定まで、一つひとつ丁寧に解説します。

この記事を読めば、安心して格安SIMへの乗り換えを完了させ、スマホ料金を大幅に節約できるでしょう。

格安SIMの最大のメリットは「スマホ料金の節約」

格安SIMへ乗り換える最大のメリットは、スマホ料金の節約です。

格安SIMは通信設備を持たずに、ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアから回線を借りています。

この仕組みにより、コストが削減となり、大手キャリアと比べて月々の支払いが数千円ほど安くなっているケースも珍しくありません。

例えば、大手キャリアで月額8,000円程度かかっていた料金を、格安SIMに乗り換えることで月額2,000円台まで安くすることも可能です。

この料金の差は、年間で計算すると数万円にもなり、家計の大きな助けとなるでしょう。

最低利用期間の縛りがないプランを選べば、不要になったらいつでも解約できるため、気軽に試せるところもメリットです。

このように格安SIMは、経済的な負担を大幅に軽減してくれる選択と言えます。

大手キャリアと格安SIMの料金を比較すると、下記のようになります。

【大手キャリアと格安SIMの料金比較表】

キャリア 月額料金の目安 データ容量 年間にかかる額
大手3キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク) 6,000-9,000円 20GB 72,000円~108,000円
格安SIM 2,000-3,000円 20GB 24,000円-36,000円

大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、年間約50,000円〜70,000円の削減になりますよ。

格安SIMの乗り換え前に準備しておくべきこと

格安SIMへの乗り換えをスムーズに進めるためには、事前の準備が欠かせません。

具体的には、契約内容の確認、MNP予約番号の取得本人確認書類の準備引き落とし口座の用意です。

これらの準備を怠ると、申し込み手続きが途中で止まってしまったり、開通が遅れたりする原因になります。

乗り換え先の格安SIMや使用するスマホ機種によって必要なものが異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

ここでは、格安SIMに乗り換える前に準備しておくべきことについて解説します。

準備しておくべきこと①契約内容の確認

現在使っている携帯の契約内容を、確認しておきましょう。

解約違約金や契約更新時期を確認しておくことで、乗り換えのタイミングがわかるからです。

ただし、現在の携帯を解約してしまうと、かけ放題や迷惑電話防止サービス、故障噴出サポートなどのオプションサービスが使えなくなってしまいます。

これらのことを把握して、格安SIMへの乗り換えに備えましょう。

準備しておくべきこと②「MNP予約番号」を取得しよう

多くの人ができれば乗り換え後も、同じ電話番号を使いたいと考えるでしょう。

これを可能にするのが、「MNP(Mobile Number Portability)予約番号」です。

MNP予約番号とは?

現在の携帯の電話番号をそのまま引き継いで乗り換えるために必要な10ケタの番号

MNP予約番号を使えば、友達や家族に電話番号の変更を知らせずに、今まで通り電話を使うことができます。

ただし、MNP予約番号は、現在契約しているキャリアで発行してもらう必要があります。

発行は、電話やオンライン、店舗での取得が可能です。

MNP予約番号には、15日程度の有効期限があるため、取得後は速やかに乗り換え手続きを進めましょう

最近では、一部の事業者が「MNPワンストップ」に対応しており、MNP予約番号なしで乗り換えができるケースも増えていますよ。

準備しておくべきこと③必要書類と引き落とし口座を用意しよう

本人確認書類と引き落とし口座の用意も必要です。

必要書類や口座の詳細は以下の通り。

本人確認書類:マイナンバーカードや運転免許証、パスポートや健康保険証など通信会社が認める本人確認書類(運転免許証やパスポートがない場合は、通信会社に要確認

引き落とし口座:自身の引き落とし口座かクレジットカード

格安SIM会社の多くは、クレジットカード払いを採用しています。

これは、利用者の支払い遅延による損失を避けるためです。

もし、クレジットカードがない場合は、クレジットカードを作っておくか、口座振替のできる格安SIM会社を探してみましょう。

格安SIMの乗り換え手順 2つの方法

格安SIMの乗り換え手順には、2つの方法があります。

「今までのスマホをそのまま使っての乗り換え」「新しくスマホを乗り換える方法」です。

ここでは、それぞれの乗り換え方法について、解説します。

今までのスマホをそのまま使って乗り換える方法

格安SIM各社のほとんどは、いままでの端末を継続利用できます。

継続利用できれば、連絡先や画像データ、インストール済みのアプリなどを移し替える作業の手間が省けて便利ですよ。

ただし、大手通信会社の端末には、「SIMロック」という他社回線の使用を制限する仕組みの設定をしていることがあります。

契約予定の格安SIM事業者が使用する通信網によっては、この制限を外して「SIMフリー」にする作業が必要になることを覚えておきましょう。

格安SIMをそのまま使って乗り換える手順は、以下の通りです。

  1. 今使っているスマホと乗り換え先の格安SIMが対応しているかチェックする
  2. 必要ならSIMロックを解除する(2021年10月以降に販売開始された機種については基本的にSIMフリー仕様なので解除の必要なし)
  3. 自分の希望する(プランや金額)に合う格安SIMに申込む
  4. 新たな格安SIMを契約・開通する(MNP予約番号・本人確認書類の情報を入力する)
  5. 契約完了後SIMカードが届く
  6. SIMカードを差し込む
  7. APN設定(新たなSIMカードを挿入した時に、新たな携帯にインターネット接続するための初期設定)をする
  8. 通話とメールの設定をする
  9. 各種アプリやサービスの再設定をする

新しく格安SIMに乗り換える手順 

新しく格安SIM会社と契約して乗り換える場合、新たなスマホの購入とSIMカードを契約すれば利用できるようになるので便利です。

新たな格安SIMに乗り換える手順は、以下の通りです。

  1. 現在契約している携帯会社に、MNP予約番号の申請を行う
  2. 申し込みに必要な書類・支払用のクレジットカード・現在使っているメールアドレス以外のメールアドレス・ネット接続環境などを用意する
  3. 乗り換える格安SIM会社の申し込みをする
  4. 契約後、格安SIM会社からカードが届く
  5. SIMカードが届き次第、開通手続きを行う
  6. APN設定を行い、インターネットの接続設定をする

格安SIM乗り換えで失敗しないための注意点

格安SIMは料金の安さが魅力ですが、サービス内容をよく理解した上で選択することで、快適に利用できます。

ここでは、格安SIMの乗り換えで失敗しないための3つの注意点について、解説します。

①通信速度やサポート体制は事前にチェック!

格安SIMの通信速度は、利用する回線や時間帯によって遅くなることがあります。

特に、お昼休みや夕方の時間帯は回線が混み合いやすい傾向です。

そのためにも、乗り換えを検討している格安SIMの通信速度の評判を、SNSやレビューサイトで事前に調べておくことをおすすめします。

また、何か問題が起きた時に頼れるサポート体制(電話、チャット、店舗など)も確認しておくと安心ですよ。

料金の安さだけでなく、実用性も考慮して選択することが満足度の高い格安SIMの乗り換えにつながるでしょう。

【失敗を防ぐチェックポイント】

チェック項目 確認内容 対処法
端末対応 使用中のスマホが対応しているか 公式サイトの動作確認済み端末一覧で確認
通信速度 時間帯別の通信速度 口コミサイト・測定アプリで確認
サポート 問い合わせ方法・営業時間 公式サイトのサポート情報で確認
エリア 利用予定エリアの電波状況 利用予定エリアの電波状況

電波が良好な格安SIMの記事は、以下の記事を参考にしてくださいね。

【2025年最新】電波が良好で速い格安SIMランキング|料金・速度・利用目的別に徹底比較」

②端末の種類があまり豊富ではない

格安SIMに乗り換える際に、最新機種はあまり多くありません。

格安SIM会社が取り扱うスマホは、古い型を扱うことで料金を安くしているからです。

どうしてもiPhoneの機種を新しくしたいなら、端末のみ大手キャリアのスマホを買うことになりますが、かえって高くついてしまうでしょう。

スマホの最新型にはこだわる方は、格安SIMではなく大手キャリアの方がいいかもしれません。

③格安SIMで口座振替に対応するキャリアが少ない

先述しましたが、格安SIMはクレジットカードでの支払いがほとんどです。

そのため、口座振替の支払い方法を希望する場合は、対応した格安SIMキャリアを選ばなけれなりません。

なかには、口座振替ができる格安SIMもありますので、確認してみてくださいね。

【口座振替に対応している格安SIM一覧】

対応格安SIM 手数料
UQモバイル 無料
Y!モバイル 無料
LINEMO 無料
ahamo 無料
POVO 無料

よくある質問と回答

多くの人が格安SIMの乗り換えに関して抱く疑問を、Q&A形式でまとめました。

解約のタイミング違約金SIMカードのサイズなど、特に知っておきたいポイントを解説します。

これらの疑問を解消しておくことで、より安心して乗り換えに踏み切れるでしょう。

実際の乗り換え体験者からよく寄せられる質問を中心に、実践的な内容を厳選しています。事前に知識を得ることで、手続き中の不安を最小限に抑えることができます。

①解約のタイミングはいつがベスト?

解約のタイミングを間違えると、使っていない期間の料金を二重で支払うことになったり、違約金が発生したりする可能性があります。

そのため、解約のタイミングは、月末に手続きを進めるのがおすすめです。

また、格安SIMの契約は、月末ギリギリだと手続きが翌月にずれ込む可能性もあるため、余裕を持って25日頃までに開通させるのが理想的です。

タイミングを見極めることで、無駄な費用を避けられるでしょう。

格安SIMの乗り換えタイミングについては、以下の記事も参考にしてくださいね。

格安SIM乗り換えのベストタイミングはいつ?失敗しない完全ガイド

②MNP予約番号はいつ取得すればいい?

MNP予約番号は、乗り換え手続きの直前に取得するのがベストです。

MNP予約番号には、発行日を含めて15日間の有効期限があります。

しかし、格安SIMによっては申し込み時に「残り10日以上の有効期限が必要」といった条件を設けている場合があります。

そのため、MNP予約番号を取得したら、できるだけ早く乗り換え手続きを始めるようにしましょう。

具体的には、乗り換えたい格安SIMを決めて、手続きに必要な書類を揃えてから取得するのがおすすめです。

有効期限切れで再発行になると、手続きが遅れてしまい、せっかく決めた乗り換えタイミングを逃してしまう可能性があります。

③違約金や解約金は発生する?

違約金や解約金は、基本的に発生しないと考えて大丈夫です。

2022年7月に電気通信事業法の改正が行われ、大手キャリアの解約金は原則として廃止されました。

そのため、契約期間の途中であっても、違約金を気にすることなく乗り換えられます。

ただし、端末の分割払いが残っている場合は注意が必要です。

解約後も残りの端末代金は、引き続き支払う必要があるからです。

一括で支払うことも可能ですが、事前に端末の支払い状況を確認しておきましょう。

また、契約プランによっては、ごくまれに解約金が発生するケースもあるため、事前に確認しておくと安心ですよ。

まとめ

格安SIMへの乗り換えは、事前の準備と手順をしっかり把握すれば、決して難しいものではありません。

この記事で解説したポイントを押さえることで、誰もがスムーズに乗り換えを完了させ、毎月のスマホ代を賢く節約できます。

年間数万円の節約効果を考えれば、乗り換えにチャレンジする価値は十分にあるでしょう。

ぜひ、ご自身に合った格安SIMを選びましょう。

口座振替できる格安SIMを探している方には「だれでもモバイル」もおすすめです。

【だれでもモバイルの特徴】

  • 金融機関などのブラックリスト入りなど、信用に傷のある人でも審査なしで契約できる
  • 審査の基準が他のキャリアより比較的楽なため、契約しやすい
  • 滞納で携帯の審査に落ちる人も契約できる
  • 銀行口座引き落とし・コンビニ支払いで、クレジットカードなしでも利用できる
  • 1GBから20GBまでの5つのシンプルなプランがある

だれでもモバイルは、審査不要・携帯ブラックの方でも契約できる格安SIMサービスなので、もし気になる方は、公式サイトでも確認してみてくださいね。